正規留学の留学生のことを大学ではインターナショナル生(international students)と呼びます。
大学にはインターナショナル生のサポートセンターがあります。
インターナショナル生にはインターナショナル生用の保険があります。
この記事に書いたこと
- インターナショナル生センターの役割
- インターナショナル生が加入する保険
- インターナショナル生だった私の体験談
インターナショナル生センター
International Admissions Officeと言います。インターナショナル生対応のセンターです。
大学生活で分からないことを相談したり、事務的な手続きができます。
オンラインでも利用できます。
日本人の職員を配属している大学もあります。大学の仕組みがわからない時や英語での問い合わせが不安な時期は心強い存在です。
未来のインターナショナル生の窓口でもあります。
大学に入学希望の将来のインターナショナル生を対応するもInternational Admissions Officeです。電話やメールで問い合わせることができます。大学のホームページに詳細が載っています。
インターナショナル生用の医療保険
アメリカの医療費はとても高いことが知られています。高額な医療費への対策として、保険に加入することは大切です。
インターナショナル生の場合は大学側が指定する医療保険に加入することが義務付けられています。加入期間の単位は、一年毎、あるいは毎学期です。医療保険に加入及び支払い後、次の学期の授業登録が可能になるシステムになっています。
私の体験
インターナショナル生センターの利用
分からないことを気軽にセンター窓口で相談できるようになるまで私は随分時間がかかりました。分からないから相談するのですが、当時の私は何をどう英語で言えば良いのか全く分からなかったのです。なによりも対応のセンターの窓口に立つことがこわかったので、ギリギリまで先延ばしを繰り返しました。いよいよセンター窓口にいかざるえなくなった時の前日の夜は緊張していました。今思うと、緊張は不要でした。窓口のスタッフはインターナショナル生の対応に慣れていますし、インターナショナル生が直面するビザ等の事務処理はおおよそ同じですから。
留学中に身についたこと
お陰で留学生活を送る中、わたしは分からないことをその場で率直に聞くという行動が身につきました。他の国のインターナショナル生はいつでもどこでも分からないことは積極的に質問していました。分からないから聞いて確認するのは当然です。しかしながら、当時のわたしには崖から飛び降りるほど勇気の必要な行為でした。
インターナショナル生の8割は中国人とインド人
在学時、インターナショナル生の8割は中国人とインド人でした。残りの2割はいろんな国出身の学生が一人づつという感じです。日本人は少なく、在学当時わたしは専攻する学部で唯一の日本人でした。この現実は大学生活の充実度に深く影響しました。
面識の有無に関わらず、中国人はコミュニティを構築していて代々留学生が情報を共有し引き継いでいます。どの教授の授業が取りやすいか、過去の課題やテスト問題、などなどです。中国人のコミュニティでは宿題代行も横行していました。リアルタイムの情報の共有で、中国人の学生は大学生活を要領よく過ごすことができるのです。
このサイト制作のきっかけ
ところが大学で日本人のわたしはぽつんと一人きり。どんなに難しい課題もひとりで挑むことになります。個人レベルで試行錯誤の作業を繰り返していました。勉強は自分でするものとわかっていても、どうしたら良いのか分からない宿題を前にして消えてしまいたいくらい追い詰められる時もありました。そんな時に日本語でサポートしてくれる先輩と出会えていたらどんなに心強かったことでしょう。また、私の経験がわたしだけで途絶えてしまうことは残念なことです。
このような経験から、このサイトに留学生体験記をまとめることに決めました。次の代の留学生の方にわたしの体験をぜひ役立てていただけると嬉しいです。